二子玉川東北復興支援イベントで、「楽天 東北マルシェ」を開催!
「エンパワーメント(empowerment)」という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は楽天の企業理念の根幹にある言葉であり、「力づける」、「活力を与える」といった意味があります。楽天の「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」というミッションは、今年で震災から8年を迎えた東北地方の被災地復興支援にもあてはまります。
楽天本社のある二子玉川駅前では「東日本大震災復興応援チャリティー2019」が開催され、イベントには楽天グループの計6事業部が協力し、東北で被災された「楽天市場」出店店舗様や防災用品の取扱店舗様、楽天と包括連携協定を結ぶ自治体、そして「楽天トラベル」を通じて地域振興や創生などの協定を結ぶ自治体などが参加しました。
当日は様々なイベントやブース展示販売などで賑わい、「楽天 東北マルシェ」と題して東北地方の名産や地域の魅力を伝えるイベントに加え、防災対策アイテムの紹介やワークショップなどが開催されました。この日の販売売上の一部は、東日本大震災で親を失った震災遺児たちの進学支援を目的とする「公益財団法人 みちのく未来基金」へ寄付されます。
幅広いオリジナル防災グッズをブース展示販売
「楽天市場」にて防災用品を販売する「防災のサイボウ」は、備蓄食品など防災アイテムを展示。ブースには、簡易マットレスになるリュックや簡易携帯トイレなどの防災用品や保存食品がバラエティ豊かに並んでいました。
営業部の小熊さんは、「もともとは防災施設の施工・管理関連の商品や消火器を販売していましたが、保存食や子どもが愛着を持てるようなキャラクター防災ずきんを開発したりしていろいろと開拓していきました。保存食に関しては、自分で実際に7日間食べ続けて、何が必要か、あると便利なのかを検証し、食べて納得したものだけを商品化しています」と話します。非常食はどのくらいそろえればよいのか?といった参加者からの質問にも、「基本的には7日分、最低3日分は必要です」などと丁寧に答えていました。
近未来型、地方からのオンライン接客の可能性
宮城県名取市を拠点にカニや水産物を販売している「カニ缶詰のOH!GLE」のブースでは、楽天技術研究所の「未来店舗デザイン研究室」と共に開発に取り組んだ、テクノロジーを活用した新しい接客が披露されました。
VR(仮想現実)を使って、店舗様が遠隔で他の場所にいるお客様に接客をする。店舗スタッフがVRゴーグルを被り、マイクとコントローラーを使って、お客様側に映る3次元キャラクターを遠隔地から操作することで、インターネットを介した新しいオンライン接客を実現。
「VR操作は、慣れが必要ですけど楽しかったです。子どもから大人まで、いろんな人がVR接客に興味をもち、実際に商品を購入していただきました。将来、遠隔地から操作できるようになれば、都心に出にくい地方店舗とお客様の新しいコミュニケーションが生まれると思います」と千葉さんは未来の接客へ期待を語りました。
店舗様と楽天が協力し、新しい接客のカタチを実現するテクノロジーが生まれようとしていました。
店舗様同士、そしてお客様との絆
2011年、「楽天市場」に出店する全国の店舗様がリアルの場で、お客様と交流することのできる「楽天うまいもの大会」が震災後の東北地方で開かれました。その際、震災被害に遭いながらも参加された「愛情たらこのみなと」を運営する木村さんご夫妻。当時の状況下で、「うまいもの大会」に参加することは新しい目標となったと話します。宮城県石巻市にお店を構え、「楽天市場」出店13周年を迎えた同店舗のブースで大人気だったのが、たらこのお茶漬けと燻製されたスモークたらこ。「多すぎると思うくらい持ち込んだ在庫はほぼ完売になりました!」と盛況ぶりに驚かれていました。
この日は、オンラインで購入いただいているお客様やSNSで交流されている東京のお客様が会場にかけつけて、応援の言葉をいただいたそうです。「毎年、このイベントに参加する際には、決起会が開催されますので、そこで出会う同じ被災地で頑張る人たちの努力や取り組みに励まされ、刺激をもらいました」と木村さんは話しました。
楽しみながら復興支援できるイベントに!
当日は、東北地方名産のお酒や海産物、漬物、野菜などのブースが人気を集めたほか、会場特設ステージでは復興支援イベントを楽しんでいただくパフォーマンスが披露され、会場を賑わせていました!
震災から8年がたった今年も当イベントは、東急グループ主催のもと、様々な楽天市場店舗様、提携地方自治体の皆様のご協力により盛況に開催することができました。