「Rakuten Career Conference 2019」潜入レポート!楽天で活躍する人物像とそのキャリアとは?

就職を希望する企業にはどんな人たちがいて、どのような環境で日々の仕事に取り組んでいるのか――就職活動中の大学生ならば知っておきたいことですよね。

そこで、就職活動中の新卒大学生向けに、楽天で働くイメージを明確化し、築くことのできるキャリアについて深く理解してもらうという目的のもと、「Rakuten Career Conference 2019」を開催しました。

楽天のリアル、若手社員による本音パネルディスカッション!

このイベントには総勢約2,000名の就職活動中の学生が参加し、楽天の新卒採用における過去最大級の人事イベントとなりました。楽天役員による講演やビデオメッセージの紹介、そしてイベントの目玉となったのが現役若手社員によるパネルディスカッション!

入社理由から始まり、実際に入ってみて感じたことや今後の目標など、大学生たちと年齢の近い、楽天で働く若手社員たちが語る本音トークには様々な意欲や仕事へのこだわりが見え隠れし、多くの人の関心を集めました。

現在、70以上の様々な事業を展開し、各サービスが相互作用を生み出しながら「楽天エコシステム(経済圏)」は拡大しています。今回のパネルディスカッション登壇者には、そのエコシステムを支える5つの部門で活躍する若手マネージャークラス社員5人が選出されました。

「楽天市場」に代表されるEコマース事業部門からはECコンサルタント出身のLucky*、「楽天カード」や「楽天銀行」などのITテクノロジーを活用した金融事業を展開するフィンテック事業部門のTaro*、日本最大級の旅行予約サイト「楽天トラベル」を運営するトラベル事業部門に属するYuhi*、楽天の所有するビッグデータ、そしてAIなども活用し広告事業を展開している広告事業部門からはYutaro*、そして、現在、楽天の携帯キャリア事業参入に向けてモバイル業界を賑わせているMNO事業の部門からは、若手女性社員のホープMasaka*がステージに登壇。

若手社員視点で語られた楽天社内のリアルとは?各社員のコメントを一部紹介します!

*楽天には社内ニックネーム制度があり、ローマ字による愛称がそれぞれの社員にあります


「面接官のイキイキさ」に魅了されて入社を決意した

「楽天に入社した理由」の話題からスタートしたパネルディスカッション。「楽天市場」に代表されるEコマース事業部門から選ばれたLuckyが入社のきっかけとなったある面接官との出会いについて話しました。

Lucky: 2010年新卒入社。「楽天市場」のECコンサルタントで1年目にして管理職を経験。3年目に「楽天市場」に出店されている企業様と協力して企画し、10万足販売のヒットフットウェア商品を生み出した。その後様々な新規事業の責任者を経験し、現在多くのメンバーを束ねるシニアマネージャーとして「楽天市場」のホームライフとファッション事業を牽引

「(就職活動をしていた頃)他社の面接官の方は男性が多かったんですけど、楽天の2次面接は女性の方でした。その方といろいろな話をして、『仕事楽しいですか?どんなことができますか?』と質問をしたら、『うちの会社はなんでもできるよ!』と本当に楽しそうに回答されたことが印象的でした。『女性がこんなにイキイキと働ける会社って面白いのかな、楽しいのかな』と思ったことを今でも覚えています。

その面接官の方は当時マネージャーだったのですが、今は常務執行役員の河野 奈保であり、私の直属の上司です。楽天の面接は出会いの場だと思います。短い時間の面接だと思いますが、ぜひ楽天の社員の雰囲気を感じていただきたいと思います」

若手ながら他社との提携案件を担当、失敗の経験も次に活かす環境がある

次に、「楽天で最もチャレンジした経験」について議論は進み、「楽天トラベル」に所属するYuhiは自身がゼロから担当した提携案件、そして挑戦することが評価される環境について紹介しました。

Yuhi: 2010年新卒入社。「楽天トラベル」の国際事業推進部に所属。その後、マーケティング部を経験し、2016年マネージャーに昇進。現在はデジタルマーケティングと提携戦略の責任者として、「楽天トラベル」の利用者を増やす事業に従事

「『楽天トラベル』の主要事業は国内旅行サービスですが、実際には国内外を問わず様々なサービスを展開しています。入社当時は国際事業部にいたので、海外クライアントを中心に見ていました。その時は旅館やホテル、航空券などの比較サイトと『楽天トラベル』の連携ということが全然行われておらず、僕がちょうど海外の会社の調査をしている時にある比較サイトを運営している担当者と出会い、連携に関するプロジェクトを担当することになりました。

入社3~4年目の自分がゼロから提携の話を進めたことは非常に大きな経験です。大きな裁量と責任を任されると、多少なりとも結果を出さないと緊張感を持ちますが、成長する場を与えてくれますし、失敗だけで評価されるということはありません。いろいろなチャレンジをして、失敗しても次に活かすという雰囲気があります」

ECコンサルタントを経て、モバイル事業で100名以上のマネージメントに携わるマネージャー

企業における自分の成長を就職先の条件に考える学生は少なくありません。楽天において、「自分が成長したと感じるエピソード」について、モバイル事業に所属し、現場の最前線で仕事をするMasakaが自身の経験を話しました。

Masaka: 2014年新卒入社。「楽天市場」のECコンサルタントとしてキャリアをスタート。担当店舗の流通を引き上げ、広告施策などの積極的提案が評価され、社員賞である「楽天アワード」を受賞。2017年マネージャーに昇進。2018年からはモバイル事業部と兼務し、ヴァイスシニアマネージャーとして100名以上の多国籍の部下と共に事業を進める

「もともとECコンサルタントとして『楽天市場』にいました。ところが昨年10月に突然呼ばれて、『MNO事業の立ち上げを一緒にやってほしい』という話をいただきました。とりあえず、『楽天モバイル』の自社ネットワーク網を構築する基地局アンテナを設置する計画を説明されましたが、あまりよくわからない状態でした。自分で調べていくうちに、4Gや5Gなどの高速通信システムの知識やアンテナの種類などいろいろと学びました。

自分がマネージャーを務めるグループは現在120名ほどで、外国籍社員が多いです。今までどの企業も挑戦したことのない事業になるので、自分たちで仕組みをつくり、手探りの状態ながらも一個一個考えながらやっていくというような形で仕事を進めています」

ゼロからのプロジェクト立上げに関わり成長を実感

そして、2018年の年間カードショッピング取扱高が約7.5兆円に達し、日本で一番使われるクレジットカードとなった「楽天カード」。そのフィンテック事業部門から登壇者に選ばれたTaroも、楽天独自プロジェクトに関わった貴重な成長エピソードを以下のように話しました。

Taro: 2013年中途入社。「楽天Edy」や「楽天カード」で法人営業に従事。カード&ペイメント戦略室に異動し、「楽天ペイ」のサービス立ち上げや、事業戦略の立案に携わる。チーム仲間と「楽天ペイ」の営業を行い、デイリー取扱高を50倍以上引き上げた経験をもつ

「自分は最初に法人営業を担当して、その後に楽天の戦略室に異動になりました。営業の仕事に長くいたので、戦略や企画を立てるノウハウなど当然なく、先輩の仕事を必死にまね、本を読んで勉強するなどしてものすごく頑張りました。

その後、楽天には『プロジェクト6』というプロジェクトがあり、新しいビジネスを6人ぐらいでゼロから始めるという主旨の企画に参加することになりました。楽天は創業当時6人でビジネスをスタートしたということが発端となっている楽天ならではのプロジェクトです。

そのプロジェクトでは、新しいクレジットカードサービスの販促プロジェクトに取り組みました。カード利用者の現状分析から始まり、顧客とユーザーのベネフィット、プロジェクトの経済合理性や利益率など様々な要素を比較し、企画を立案。約2カ月の期間で、スピード感をもって実現したこのプロジェクトは今も順調に成長を続けており、事業部きも入りのプロジェクトとなっています」

広告のイメージを変えたい

ディスカッションの終盤、70以上のサービスを展開する楽天においてどのような影響を与えたいかというテーマについて、楽天の広告事業に所属するYutaroは以下のように自身の目標を話しました。

Yutaro : 2012年新卒入社。「広告」の営業担当として、様々なクライアントの企画提案に尽力。3年目に社員賞である「楽天アワード」を受賞。 2017年マネージャーに昇進し、現在多くのメンバーを束ねるヴァイスシニアマネージャーとして、広告事業のパートナーセールス部門を牽引

「私は広告に対するイメージを少しでも変えたいと思っています。広告イコール邪魔だとか、嫌なイメージを持たれている方が少なくないからです。その原因は、広告を配信するターゲティングが不適切だったりして、各々のユーザーに適した情報を届けられていないことが挙げられます。広告が邪魔ものと感じられる世界を変えていきたい。そのような想いをもって日々働いています。

楽天グループはEコマースから実店舗決済までユーザーとのタッチポイントを多く持っています。日本国内における楽天会員数は1億以上。楽天の様々なサービスは、共通のIDにより管理されています。

そのため楽天に集まる膨大なデータは広告事業における大きな強みであり、適した情報を適したユーザーに対して届けることで、広告をより意味あるものにしていけると思います」

HRトップからのメッセージ:楽天の“Get Things Done”精神

最後に、楽天常務執行役員の杉原 章郎が、楽天で働くこと、そしてこれから急速に変化をしていく社会を生きる学生たちに向けてメッセージを送りました。

杉原は楽天創業時の初期メンバーの一人であり、入社後「楽天市場」のECコンサルタントとして出店営業にも携わり、「楽天ブックス」などの新規事業の立ち上げを経て、2005年よりエンジニア部門の統括、2012年より楽天グループ人事総務部門を統括しています。

杉原は、楽天グループの根幹を成す行動指針「楽天主義」で掲げるブランドコンセプトのひとつである、 “Get Things Done”の精神について語りました。

「“Get Things Done”というのは、一人ひとりが物事を達成する強い意志を持つことが何よりも重要というコンセプトです。私自身も、最初から人事のエキスパートだったわけではありません。楽天は、いろいろな経験を経て、高みを目指していく機会をそれぞれの社員に提供しています。それは創業時から変わらない楽天のカルチャーです。

新しいことにチャレンジするときに失敗はつきものです。しかし、単なる失敗ではなく本気で取り組んだ末の失敗であれば、失敗の価値は大きなものになります。そして、失敗しても次なるやり方を考え、再度挑戦していく。その繰り返しで最後までやり遂げる、それがビジネスの面白さであり、自分自身の成長となります。楽天が求めるのは、そのように自分が活躍するフィールドを果てしなく広げていきたいと思う人です」


以上、初開催ながら多くの参加者が集まった「Rakuten Career Conference 2019」のレポートでした。

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