「楽天で働く」を語る #3 エンジニアとして、事業の経営や意思決定を支える仕事

70以上のサービスを展開する楽天グループでは、2万人超の多様なバックグラウンドを持つ人材が、様々な職種に就いて日々仕事をしています。そんな環境で働く魅力や醍醐味とは?実際に働く従業員それぞれの視点から、入社に至った経緯や働く環境についてご紹介します。

今回は、ECテクノロジー統括部でアプリケーションエンジニアとして働くKakaさんをご紹介します。

エンジニアが、裏方ではなく、しっかりと前に出て活躍できる環境

――楽天に入社した理由やきっかけを教えてください

Kaka:大学は中国で、コンピューターサイエンスを専攻していました。そして、交換留学プログラムを利用して、元々その文化に関心を持っていた日本で生活をする機会を得ました。研究室の先生や生徒と一緒に過ごす中で、日本人の仕事や物事に対する真面目な姿勢が自分に合っていると感じ、将来は日本で働きたいと思うようになりました。そして大学卒業後に再び来日し、日本の企業でウェブエンジニアとしてキャリアをスタートさせました。

その年に、周囲のエンジニアに勧められて「楽天テクノロジーカンファレンス」に参加しました。楽天主催のエンジニアを主なターゲットとして全編英語で行われるテックイベントです。様々な講演やパネルディスカッションで構成をされていて、社外からも多くの人が自由に参加することができます。イベントの企画・運営自体もエンジニアが主体となっていて、楽天で働くエンジニアが積極的に新技術や新たな仕組みづくりに取り組んでいるという印象を強く受けました。それから毎回欠かさず、勉強も兼ねて自主的に参加していました。

来日から3年が経った頃、3年という期間に節目を感じたこともあり、もっと規模の大きなサービスでビッグデータに触れられる環境に身を置いて技術を磨きたいと思い始めました。テックイベントへの参加を通じて、楽天で働くことにはすでに関心を抱いていました。楽天では、エンジニアが裏方に留まるのではなく、しっかりと前に出て活躍できる環境が整っていますし、単一のサービスではなく様々なサービスを提供しているため、ひとつの企業に所属しながらも多くの業界の業務に携わることができると考えました。

エンジニアとして、事業の経営や意思決定を支える仕事

――現在のお仕事内容について教えてください。

Kaka: ECカンパニー内のファーストパーティ(注1)の事業を支援するアプリケーションエンジニアとして働いています。「ビジネス・インテリジェンス」に関わる業務を担っているのですが、少し分かりづらいと思うので、どういう業務なのか事例でお話します。私が担当するサービスでは、市場拡大とともに、扱うデータ量も年々増加しています。そこで、サービスの事業部と相談し、各商品の受注や出荷依頼の状況をリアルタイムで可視化することになりました。様々なデータを収集・分析し、ひとつのダッシュボード上に可視化する、つまりは報告の仕組みを作ることが私の仕事です。

すでに1時間ごと、1日ごとに受注状況をレポートとして更新する仕組みはありましたが、リアルタイムへと移行することで、更新時間に捉われることなく、現状を即時把握することができます。そうすれば、受注状況に応じて、在庫が少なくなってきた商品を前もって仕入れたり、出荷状況に応じてすぐに倉庫と連携して在庫を調整したり、さらに細やかに対応することが可能となるのです。

チームのメンバーと、どういった技術を採用するか検討を重ねることはもちろん、複数の部署とも連携をする必要があったので、それぞれが抱えるタスクや進捗状況を把握し合いながら案件を進めていきました。こうして完成したダッシュボードは、事業部からも好評でしたし、私の所属する部門内で定期的に実施される表彰制度でも評価され、最優秀賞をチームとしてもらうことができました。

エンジニアの立場からも、マーケット、セールスそれぞれのチームと連携し、事業の経営や意思決定の進化へつなげることができる仕事なので、やりがいを持って日々取り組んでいます。

――今後の目標は?

Kaka: 安定したシステムの開発と構築をし続けることです。マーケティングやセールスなどの事業部サイドへ、より良い分析データを提供することで、エンジニアとして経営を支えていきたいと思います。

常に成長でき、常に挑戦できる環境が魅力

――入社前の楽天への印象は、入社後に変わりましたか?

Kaka: 日本に住み始めてから、「楽天市場」で買い物をしたことはありました。大きなECサイト、というだけでなく、買い物を通じて得られる「楽天ポイント」がリアル店舗でも使える点も、利便性が高いという印象がありました。

入社してからは、少しずつ他のサービスも利用し始めていき、その数と業界の幅広さに驚きました。また、世界各国・地域においても、独自のサービスを展開しています。独自のメンバーシップを軸に、複数のサービス提供する楽天経済圏をもって、ユーザーの生活をサポートしていることにとても意義を感じています。

――楽天で働くことの魅力とは?

Kaka: 常に成長でき、常に挑戦できる環境が楽天の魅力だと思います。楽天のサービスは、圧倒的な数のユーザーによって利用されており、日々大量のトランザクション(取引)が発生しています。データを処理し、加工と分析をしやすくするためにも、常にパフォーマンス改善の意識が求められます。テクノロジー部門では、定期的に知識やノウハウを共有し合うため、テクノロジーセミナーと呼ばれる勉強会が頻繁に開催されています。また、毎月行われるテクノロジー部門のすべての従業員が参加する大規模な会議「締め会」では、普段は直接やりとりする機会がないチームでも、今どういった取り組みをしているのか、どんな技術を使っているのか、発表を通じて詳しく知ることができるので、勉強にも良い刺激にもなっています。

――良いと思う楽天のカルチャーはありますか?

Kaka: 上司と定期的に1on1ミーティング(注2)をするカルチャーは、上司と個別に話をする良い機会となっていて、最近の悩みやこれからの目標などについて話しています。お互いに信頼関係を築く上で欠かせません。

チームメンバーとのコミュニケーションも活発で、業務で生じた課題も、すぐに話し合って解決します。在宅勤務となっても、毎朝チームのハドルミーティングで顔を合わせていますし、チャットツールでのコミュニケーションも非常にスムーズです。また、チームにはニュージーランドや韓国など、外国籍の同僚も多く在籍していますが、社内公用語は英語ですし、日本語が分からなくても問題はありません。日本語研修のプログラムも提供されているので自由に参加することもできます。

――楽天に向いていると思う人物像は?

Kaka: オープンマインドで、前向きな人です。具体的には、ブレインストーミング(アイデア出し)をする時に積極的に意見を出してくれる人、タスクの割り当てを待つだけではなく、自ら動いて考えられる人が合っていると思います。常に改善、常に仕組化を意識している方と是非一緒に働きたいですね。

(注1)自社で在庫を持ち「BtoC」で販売している形式のこと。
(注2)楽天ではマネージャーと社員が定期的な1on1ミーティングを行う仕組みを全社的に導入しています。( https://corp.rakuten.co.jp/careers/topics/corporate3/


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