プロ野球本拠地ならではの子どもたちの習い事とは?春の体験会をレポート!

子どもが習い事を始めるきっかけや動機は、お友達や家族の影響だったり、テレビで世界大会のニュースを見たことだったり、様々だと思います。

その選択肢も、定番のピアノや水泳から、近年小学校でも必修化された英語やプログラミングまでと幅広くなっているため、子どもの可能性を広げてくれるベストな習い事探しに悩んでしまいそうですね。

「東北楽天ゴールデンイーグルス」では、プロ野球チームならではの子どもたちを対象とした野球とチアダンスのスクール「楽天イーグルスアカデミー」を展開しています。今回、新規入会者向けの春の体験会が行われたということで、その様子をご紹介します!

コーチは元プロ野球選手や有資格者

まずは野球から!「楽天イーグルスアカデミー」のベースボールスクールでは、「野球の楽しさ、厳しさを通じて心と体を磨く」ことを目指し、基本から実践までお子様の発達に合った独自の育成プログラムを提供しています。指導をするのは、元プロ野球選手を含むトップレベルの野球を経験してきたコーチたちです。

「レベルが高くて初心者では練習についていけないのでは?」と思われるかもしれませんが、体育教諭の免許と日本コアコンディショニング協会協定アドバンストレーナーの資格を持つ坂下コーチは、「体験会では、子どもたちが怖がらずにボールと触れ合う機会を作ることを意識しています」と話します。

実際にこの日の体験会では、保育園や幼稚園の新年中から新小学2年生が対象の第1部と、新小学3年生~新6年生が対象の第2部ともに、野球チームに入っていたのは数名のみと、ほとんどが初心者のお子様です。

新型コロナウイルス感染症の対策として、体温の提出と手指の消毒を済ませたら、子どもたちは実際にプロ野球選手も使用している室内練習場横に位置するグリーンフィールドに集合します。

体験会の受付
整列をしてご挨拶する新年中~新年長さんの体験会

この日のコーチは、外野手、投手としてプロ野球・アマチュア野球で活躍してきた4名です。

(左から)鷹野コーチ、青山コーチ、坂下コーチ、戸村コーチ

第2部の体験会の練習メニューは、ウォーミングアップから始まり、守備、バッティング、ボールの握り方と投げ方、ゴロの獲り方という、体験会といえども、充実した内容です!

ウォーミングアップやボールを掴む感覚を得るメニューをこなし、早速バッティングの練習に!最初はなかなかボールに当たらなかったお子様も、コーチの指導でボールに当てて飛ばすことができ、嬉しそうな様子が伝わってきました。

バッティング指導をする坂下コーチ

休憩を挟みながらの90分の体験会は早くも終盤に。子どもたちの集中力も途切れることなく、コーチの話に真剣に耳を傾けます。

戸村コーチ(写真右)、鷹野コーチ(写真中央)からゴロ捕球を教わる様子

プロ野球チームの本拠地であるからこその身近な習い事

練習の様子を見守る保護者の方にお話を伺いました!

「チームにも入っていないので、まずは体験させてみようと思って参加しました」と話すのは、普段から息子さんと一緒にキャッチボールをしているというパパさん。「本拠地がある地域ということもあって、近くて通いやすいですし、身近な習い事という印象がある」と言います。

上の息子さん2人もすでにベースボールスクールに通っているというママさんは、「私のお腹の中にいる時から野球の試合を観にこの球場に家族で通っています。すでに憧れの選手もいて、将来はプロ野球選手になりたいと言っています。スクールの青山コーチのことも好きなので、直接教えてもらえることもモチベーションになっているみたいです」と話してくれました。

メニューの説明をする青山コーチ(写真左)

野球の技術だけでなく内面の成長にもつながる指導

2020年まで「楽天イーグルス」で投手としてプレーしていた青山コーチは、子どもたちを指導することのやりがいについて次のように話します。

「子どもたちに野球が上手になって欲しいという想いはもちろん、内面の成長という面では、4つの約束(➀挨拶 ②聞く ③返事 ④行動はすばやく)というものがあります。それを1年通して続けていくことで、目に見えて子どもたちの変化を感じています。ジュニア・シニア(選抜チーム)を目指して、練習に励んでいく志の高さは私たちにとっても刺激になりますし、野球というものを改めて考えるきっかけにもなっています」

「楽天イーグルスアカデミー」のベースボールスクールは、宮城県内だけでなく、東北各県にもサテライト校を設けて、子どもたちの野球を通じての成長機会を提供しているそうです!プロ野球の試合観戦をすることも、あんな風になりたい、もっと上手くなりたいという子どものモチベーションアップにも直結しますし、まさにプロ野球チームがある地域ならではの環境ですね。

インストラクターはプロ野球チーム公式チアリーダーの現役・OGメンバー

「楽天イーグルスアカデミー」のチアダンススクールでは、楽天イーグルス公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」の現役メンバーとOG(卒業)メンバーがインストラクターとして、子どもたちにチアダンスを教えています。

インストラクターリーダーのRINOさんは、「スタジアムでパフォーマンスをしてお客様を盛り上げる試合出演だけでなく、チアダンススクールのインストラクターとして、知識や技術、経験を活かして、子どもたち一人ひとりの夢や目標を応援することは、エンジェルスの重要なお仕事です」と説明します。RINOさん自身もエンジェルスに憧れて2006年からチアダンススクールに通っていたOGメンバーなのだそう!

2004年から始まった「楽天イーグルス」のチアダンスクールでは、現在約500名ものスクール生が日々レッスンに励んでいて、地域の習い事として定着しています。チアダンススクール独自の成果発表会だけでなく、「楽天イーグルス」のホーム公式戦やイベントで、スクール生が出演することもあるそうです!

この日の体験会は、保育園や幼稚園の新年中~新年長さんと小学生のコースの2部制で行われました。インストラクターを務めるのは、幼い頃からエンジェルスになることが夢だったという宮城県出身のKURUMI先生と、2021シーズンまで6年間現役メンバーだった秋田県出身のHONOKA先生です。

(左から)KURUMI先生、HONOKA先生

今日の体験会のためのメニューを事前確認!最後には保護者の皆様に披露する発表会の時間も設けられていました。

受付では、体温の確認と、しっかり手指の消毒をしてからスタジオに入ります。
受付時の手指の消毒

体験会は、「チアって何か知ってるかな?」とチアダンスとは何かを子どもたちに説明することから始まりました。「チアとは誰かを応援すること、だから笑顔がとっても大事です!マスクの下はにこにこ笑顔でいきましょう!」とHONOKA先生が「チアスマイル」の大切さを伝えて、練習スタートです!

子どもたちに説明するHONOKA先生(写真右)

はじめは少し恥ずかしそうにしている参加者もいましたが、準備体操で、心も体もほぐして、先生の動きを見ながらチアの基本であるアームモーションにチャレンジしていました。

アームモーションを教えるKURUMI先生

チアダンスが習い事の選択肢の一つとして浸透

保護者の皆様に、体験会に参加したきっかけを尋ねたところ、姉妹2人が参加していたママさんは、「チアはダンスだけじゃなくて、スポーツという印象があります。(性格が)控えめなところもあるので、チアを通じてハキハキできるようになればいいなと思ってます」と答えてくれました。

その他にも、「周囲にチアの習い事をしている子が多くて、選択肢の一つとして浸透している感じがあります。うちの子もお友達がやっているからやりたいと言って参加しました」というママさんや、「きっかけは、球場でチアダンスをするエンジェルスを見て、憧れを抱いたことですね。家でもYouTubeを見て真似をしています」という、ママさんも。

インストラクターが、現役・OGのチアリーダーであることについては、「プロということもあって、明るく楽しくて、安心して子どもたちを通わせることができそう」という声も伺えました。

球団歌に合わせた振り付けの練習

チアダンススクールのコースは、幼児コースから小学生、中学生、高校生以上、社会人コースまで、あり、社会人コースではお仕事とスクールを両立している方も多いのだそう。


「楽天イーグルスアカデミー」の体験会レポートいかがでしたでしょうか?

「東北楽天ゴールデンイーグルス」は今後も、努力を重ねてきたその道のプロと接点を持つことのできるアカデミーを通じて、感受性豊かな子どもたちに、将来の夢や目標を持つこと、そしてチャレンジすることの大切さを伝える活動を続けます。

◆「楽天イーグルスアカデミー」のページはこちら
https://www.rakuteneagles.jp/school/top/

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