【Women Empowerment】楽天グループのミッションを胸に。品質管理の未来を拓くAyumiさんの挑戦と、専門性を引き出すリーダーシップ

女性たちのキャリアやライフスタイルをテーマに、品質管理部で活躍するAyumiさんに、ご自身のキャリアパス、チームマネジメント、そして子育てとの両立まで、幅広くお話を伺いました。
楽天グループ株式会社 グループ品質部 オフィスマネージャー
楽天モバイル株式会社 品質管理部 ジェネラルマネージャー(兼務)
Ayumi
未知の領域を強みに変え、組織の成長をけん引
私が所属する楽天モバイルの品質管理部は、一般的な品質管理に加え経営企画機能の一部も担い、会社の中長期的な成長を品質の観点から支える部門です。多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成され、COO(チーフ・オペレーティング・オフィサー)支援、オペレーションガバナンスやプログラム管理、システム、ネットワーク、プロダクト、顧客品質管理など複数の専門チームが連携し、サービスおよびオペレーションの品質向上に取り組んでいます。
楽天モバイルへの出向当初、通信業界での経験が浅かった私にとって、高度な専門知識を持つメンバーを率いることは大きな挑戦でした。組織をけん引できるのかという不安もありましたが、その時思い出したのが、楽天グループの経営陣から学んだ「リーダーシップは先頭に立つことだけがすべてではない」という姿勢でした。それは、リーダーの価値は専門知識の有無だけでなく、組織としての価値を最大化する力だということです。
ネットワーク品質管理の責任者に就任した際、この考えが一層強まりました。通信設備の基盤構築やサービス品質指標の策定など、それまで直接携わったことのない領域に向き合う中で、自分に専門的な知識がないからこそ、課題を俯瞰的に捉えられる場面があることに気づきました。個別の技術論点に入り込むのではなく、メンバーが抱える課題を経営課題として整理し、経営陣や他組織にどう伝えるべきかを考え、橋渡しをすること。それこそが、自分に求められている役割だと認識するようになりました。
また、メンバー一人ひとりの強みを理解し、チーム構成やメンバーの役割を柔軟に組み替えることにも注力しました。課題の検知が得意な人、深掘りや真因分析に強い人、施策の検討や推進を得意とする人。それぞれの専門性を持ち寄ることで、品質管理組織として必要な価値を、課題発見から改善提案まで一気通貫で提供できる体制を目指しています。
未知の領域に臆することなく向き合い、個々の専門性を最大限に引き出して、組織として会社の成長に貢献できるよう導くこと。これが、私が考えるリーダーシップです。この気づきをきっかけに、メンバーの力を生かす組織づくりに本格的に取り組みました。お互いの知識や経験を尊重し、意見に耳を傾けながら主体性を引き出せる環境を整えた結果、1人当たりの担当プロジェクト数を約2倍に増加させながら、定着率の向上も果たすことができました。メンバーが安心して力を発揮できている証だと感じています。
マネージャーとして大切にしているのは、心理的安全性が高く、挑戦しやすいチームをつくることです。そのため、個々の志向や得意分野を理解し、状況に応じて最適な役割を柔軟に任せています。「最終的な責任は私が取る」という姿勢を明確に示すことで、メンバーが安心して挑戦できる環境を整えてきました。上司から挑戦の機会を多く与えられ成長できたというかつての経験が、現在の私のマネジメントの原点になっています。

楽天グループのミッションを胸に、世界をより良い方向へ
現在はマネジメント業務に従事していますが、どの業務や役割の中でも意識している私のビジョンは、「世界を少しでも良い方向へ進めることに貢献する」ことです。楽天グループのミッションである「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」に強く共感し、その実現に向けて日々取り組んでいます。楽天モバイルは通信業界が変革期を迎える中、その最前線に立っています。私は品質管理部門の一員として事業を支え、会社の中長期的な成長に貢献したいと考えています。
このビジョンの原点には、楽天に入社した当初の経験があります。2015年に総合企画部へ配属され、中途入社者は全員、「楽天市場」事業に関するECコンサルタント(ECC)研修を受講しました。研修では、広告や店舗システム、店舗様とのコミュニケーションを学び、さらにECC改善プロジェクトにも参加。トップクラスのECCへのヒアリングを通じて、「楽天市場」のビジネスモデル、そして「人の力」が事業に与える影響の大きさを深く理解することができました。店舗様と向き合い、施策を考え抜き、伴走すること。これこそが「楽天市場」の強みであり、「『楽天市場』は自動販売機ではない」という言葉を強く実感した瞬間でした。この経験は私のキャリア形成における大きな礎となっています。

持続可能な両立を大切に。柔軟な働き方で、仕事も家庭も充実
プロジェクトや組織を中長期的な視点で育てていくためには、「無理なく続けられる形」をつくることが欠かせません。それは仕事だけでなく、自身の生活や家庭との向き合い方においても同じだと考えています。プライベートでは、週末に子どもたちとキャンプに出かけたり、アクティビティを楽しんだりするなど、家族との時間を大切にしています。フレックスタイム制度(R-Flex)や在宅勤務(R-Satellite)を活用し、家庭と仕事を両立させながら、業務に集中して取り組むことで、メリハリのある働き方ができています。社内託児所(楽天ゴールデンキッズ)もあり、早く復職することもできました。夫も楽天グループ勤務のため、互いの忙しいタイミングを理解し合える点も大きな支えになっています。
仕事と子育てを両立するうえで最も大切にしているのは、夫婦の対話です。通勤中や帰宅時に日々の状況を共有し、自身の悩みや子どもに関する気づき、家事・育児のタスクの進捗などを細かく話し合っています。家庭内でもQCC(注)のフレームワークを応用し、課題の特定から解決策の検討・実行まで、協力して最適解を導き出すことを目指しています。
(注)Quality Control Circle。従業員が中心となり現場の課題解決を行うボトムアップの品質・生産性改善活動
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