楽天の新構想「Rakuten Fashion」とは?三木谷が語ったファッションプラットフォームの未来。

楽天は一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構と、国内最大級のファッションの祭典「東京ファッション・ウィーク」における冠スポンサー契約を締結しました。これにより、今秋10月から同イベントは「Rakuten Fashion Week TOKYO」として新たにスタート!

本祭典に先駆けてファッション領域に関する事業展開とその構想についての記者会見を行い、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構の三宅 正彦理事長と楽天会長兼社長である三木谷 浩史が登壇しました。

会見で三木谷が語った楽天のファッション事業の新構想「Rakuten Fashion」とそこにかける想いについてレポートします。

「東京ファッション・ウィーク」の進化を後押し

国内外のファッションやEコマースなどの業界メディアが集まった会見の冒頭、三木谷は「東京ファッション・ウィーク」の冠スポンサーとなった背景について以下のように語りました。

「東京のファッションというのは、世界から注目をされています。私も、世界の大きなファッショングループ企業の社長の友人がいますが、話すたびに日本のデザイナーというものに非常に注目をしていて、今度また日本に行くよという話もたくさんいただきます。一方で、日本においては少子化が進む中、いかに国内マーケットを盛り上げていくかとともに、東京のファッションを世界にプロモーションしていくかが大きな課題となっているように思います」

三木谷は、楽天グループが国際化を進めてきた中で築いた様々なネットワークを活用することで、ブランドへのプロモーション面における支援をしていくとし、「世界的なファッションインフルエンサーを今まで以上に『Rakuten Fashion Week TOKYO』へ呼んでくるとともに、海外のファッションメディアを最大限に活用していきたい。さらに今後は海外のブランドもこの祭典に招致できるようにしたい」と話しました。

一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 理事長 三宅 正彦 氏と記者会見での一枚。短期のスポンサーではなく、長期的な支援を目指す意気込みを発表した楽天株式会社 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史

楽天は本祭典をさらに盛り上げるべく、「楽天市場」内に「Rakuten Fashion Week TOKYO」の特設ランディングページを開設。ユーザーにとってより身近で楽しい存在にしていくことで、ファッションブランドの支援とファッション業界への貢献を目指します。

「Rakuten Fashion」による業界革新

楽天グループは現在、国内マーケットにおいて急成長するファション分野の強化を進めています。楽天が運営するファッション通販サイトには、1,100を超える人気のファッションブランドショップに参加いただき、流通も拡大しています。

会見では、これまでのサービスブランド名称を「Rakuten BRAND AVENUE」から「Rakuten Fashion」へ変更すること、そして新名称のもと、これまで以上に新しい価値をユーザーやブランドに提供できるファッションプラットフォームへの進化を図るための新構想も明かされました。


10月1日にオープンした新サイトでは、サイトデザインがシンプルで洗練されたものになり、各取り扱いブランドの成り立ちやコンセプトなど、ブランド・ストーリーを紹介するページが新設されています。新生「Rakuten Fashion」の具体的な内容について三木谷は、「様々なファッションブランドさんの意見を取り入れて、UI/UXを新たにし、ユーザーとブランドの心が躍る出会いを創造していきたい」と話しました。

そして、楽天が得意とする、リアル店舗への送客の可能性ついても言及。「楽天スーパーポイントや楽天ペイを使いながら、単純にネットで買ってもらうだけではなくて、一億のお客様(楽天会員)をブランドさんの店舗の方に送客できるように頑張っていきたい」と語りました。

楽天は、AI を活用することによりトレンド分析や需要予測を提供。さらには、商品管理から配送までを楽天の自社物流網で一元的に管理するなど、ファッション関連事業者に対して、よりオープンなかたちで様々なソリューションを提供するプラットフォーム構築を目指しています。


ファッションブランドショップと共に成長する

楽天を創設した22年前にファッション分野でこれほどの売上を上げることは予想していなかったと話す三木谷。

「地方の店舗を応援しよう、シャッター通りになりそうな商店街をなんとかインターネットで力づけようと始めた創業当時から、『楽天市場』に出店いただく店舗様と共に成長していくことを重視してきました。そのため、楽天はあくまでプラットフォームであり、主役は出店いただく店舗様という関係が事業の核となっています。今回名称を新たにする『Rakuten Fashion』のプラットフォームにおいても、参画いただくファッションブランドショップが主役となります。

昨年の国内EC流通総額は約3.4兆円にのぼり、日本における楽天会員数は1億超、グローバルのユーザー数も約13億となっています。『Rakuten Fashion』をベースにさらに成長していきたいと思っていますが、『楽天市場』同様、ブランドさんとデザイナーさんを応援し、ファッション業界全体を応援していきたいと思っています」と語りました。

このような、ファッション業界を盛り上げる「Rakuten Fashion」新構想のもと、楽天はファッション産業全体のエコシステム活性化を図り、「Rakuten Fashion Week TOKYO」と、日本のファションブランドやデザイナーを応援していきます!

記者会見後のレセプションパーティーの様子。(左上)MIYAVIによるギターパフォーマンス、(左下)会場にはファッション業界関係者が多数参加、(右上・右下)演出振付家MIKIKO率いるダンスカンパニー「elevenplay」によるダンスパフォーマンス。
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