【Employee Voice: Connie】ゼロからAIを実装し、事業価値を最大化。楽天でイノベーションを推進する

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Connie
AI & Dataディビジョン
フロンティアリサーチ部
プロダクトマネージャー

現在の仕事内容

現在、私は大規模言語モデル（LLM）開発、GPUインフラ、そして高度なプラットフォームツールの推進に携わっています。私の主なミッションは、効率的なリソース管理とお客様目線のプロダクト設計を通じて、スケーラブルなAIソリューションを提供することです。

楽天に入社した理由

私はプロダクトマネジメント、ユーザーエクスペリエンス、テクノロジー戦略と、多岐にわたる分野で経験を積んできました。その中で一貫して心がけてきたのは、『イノベーションと実行』を重視し、複雑なテクノロジーを具体的な価値へとつなげることです。
楽天への入社を決めたのは、これまでの経験をAIとハイパフォーマンスコンピューティングの領域で最大限に活かせる、またとない機会だと感じたからです。

仕事のやりがい

私のキャリアで特にやりがいを感じたのは、LLM開発プロジェクトに初期段階から携わった経験です。プロジェクトが始まった当初、大規模なモデルトレーニング、特に分散トレーニングやモデルの性能を最大化する調整といった複雑なタスクに関する社内のノウハウはまだ十分ではなく、まさにゼロからすべてを構築しなければならないというチャレンジングな状況でした。
複数の部署や部門から集められたチームと共に、未知の領域へと挑みました。試行錯誤を繰り返しながら学び続け、世界レベルのLLMをトレーニングするために必要な技術的・運用的な基盤を着実に築き上げていきました。不確実性の高い初期段階から、高性能で自立的な機能を持つAI に成長するまでのプロセスに携わったことは、言葉にできないほどの充実感がありました。

楽天で働く魅力や醍醐味

私にとって、楽天で働くことの最大の魅力は、「事業規模」「未来への展望」そして「オーナーシップ」が融合している点です。LLMや最先端のAIインフラといった革新的なテクノロジーに携わりながら、戦略立案から実行までを一貫して主導することができます。
Eコマース、フィンテック、モバイル、デジタルコンテンツなど、楽天の多岐にわたる事業があるからこそ、私たちのAI分野での仕事は、組織全体にわたって大きなインパクトをもたらし、様々な事業領域を横断して価値を創出する可能性を秘めています。私たちの努力が楽天の成長だけでなく、日本社会全体のイノベーションにも貢献していると実感できることは、私にとって非常に大きなモチベーションになっています。

イノベーションとAI活用

私が関わった中で特に強く印象に残っているプロジェクトの一つに、セマンティック検索モデル（※）の開発があります。このプロジェクトは既存の基盤がないゼロの状態からスタートしました。エンジニアとビジネスチームとの緊密な連携を通じて、ユーザーの意図をより深く理解する、スケーラブルなAI駆動型検索ソリューションの開発に成功しました。
現在、この革新的なソリューションは10以上のサービスに導入され、年間10億円を超える流通総額（GMS）に貢献しています。AIソリューションが、ユーザーエクスペリエンスの向上と具体的なビジネス価値の両方を大規模に推進できたことは、非常に大きな達成感につながりました。テクノロジーを通じて社会に貢献することができたプロジェクトだと思います。

また、現在進行中の重要な取り組みの一つに、AIを活用した業務効率化があります。具体的には、AIトレーニングジョブのログ分析や障害の切り分けと優先順位付けといった、反復的で時間のかかるタスクをLLMで自動化するプロジェクトを進めています。現在はプロトタイプを開発中で、モデルの出力を用いて潜在的な根本原因を特定し、次のステップを提案できるようにしています。これは、これまでエンジニアが手動で修正していた作業を大幅に効率化するものです。
まだ開発途中ではありますが、この取り組みは、業務生産性の大幅な向上、システム停止時間の削減に貢献するとともに、社内でより広範なAI導入を促進する活用事例になると確信しています。私たちは、AIを単に製品開発だけでなく、日々の業務プロセスにも積極的に活用し、チーム全体の生産性を向上させることで、イノベーションを推進しています。

ライフスタイル

私にとって、仕事とプライベートは切り離せない関係にあり、互いに良い影響を与え合っています。例えば、個人的な学習や研究は日常の一部であり、それが仕事と密接に結びついています。新しいテクノロジーを学び、興味深い記事を読むことは楽しく、そうした知的好奇心が私にインスピレーションを与え、仕事に活かされていると感じています。
また、業務時間外に同僚とカジュアルな議論をすることもよくあります。これは必ずしも特定の業務に関するものではなく、アイデアを交換したり、互いの考えを深めたり、共に成長できる貴重な機会です。この協調的な文化が、私のプロフェッショナルな成長とプライベートの充実にも良い影響を与えています。