地域の課題解決にテクノロジーの力を――。この夏、高校生と楽天社員が地域課題解決に取り組むプログラム「Rakuten IT School NEXT」が新たに始まりました。プログラムの一環として、全国10校の高校生137名と地域住民の方、楽天社員45名が8月3日~5日の3日間、地域課題の解決策を考えるワークショップに挑みました。挑戦したのは、「子育て環境の充実」、「にぎわい回復」、「過疎先進地の魅力発信」、「インバウンド観光」など地域ごとに異なる10テーマ。人口減少が進む日本各地で顕在化する地域の課題に、その地域で暮らす高校生たちが「自分ごと」として向き合い、地域の方や楽天社員のサポートを得ながら、楽天のサービスやテクノロジーも活用した課題解決を目指します。

「地域の課題解決」に高校生が挑む

楽天では、2008年から昨年までの10年間「楽天IT学校」として、地域企業や宿泊施設の方と協力しながら、インターネット上での商品や宿泊プランの販売を実践する授業を全国の高校で提供し、約7,000人の卒業生を輩出しました。なかには、授業を担当していただいた地域企業に就職した卒業生もいました。

今回始動した「Rakuten IT School NEXT」は、地域を担う次世代人材の育成という目的を受け継ぎつつ、新たに「地域の課題解決」を掲げてプログラムを運営しています。

地域の方へのインタビューをもとに、地域が抱える「本当の課題」を見つけるための議論を深めていく

3日間のワークショップでは、地域が抱える「本当の課題」を特定する方法や、見つけた課題に対して解決策を考えるプロセスを学び、最終日には各チームがそれぞれ考えた解決策を発表しあいました。ワークショップの過程では、チームメンバー、地域の方、楽天社員と何度もディスカッションを繰り返します。ルールは「人の意見を否定しない」「なんでも言ってみる、やってみる」。ワークショップが始まった時は議論が止まってしまうチームもありましたが、時間が経つにつれてどんどん白熱し、高校生ならではの新しい視点での解決策を次々にカタチにしていきました。ワークショップの中盤では、地域で課題に取り組む行政やNPOの方々に実際にお話を伺う時間もあり、これまでとは違う視点で地域を見つめる機会になったようです。最終日の発表では、同じテーマでも、それぞれのチームの個性が光るアイデアが見られました。

最終日には地域課題を解決するためのアイデアを発表。楽天社員や地域の大人たちがフィードバックを行った

今回のプログラムは楽天社員のサポートを得ながら各学校で継続され、それぞれのアイデアを11月にある校内発表会に向けてさらにブラッシュアップしていきます。12月には各校の代表チームが東京都内で成果を共有する予定です。

楽天は、「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」という企業理念のもと、地域の方々と共に取り組むことで、地域におけるイノベーションを後押しすることを目指しています。2030年までに国際社会が貧困問題の解決、地球の保護や平和の享受といった目標の達成を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」で掲げられた項目は、地域の持続可能性とも深い関わりがあります。本プログラムは様々なステークホルダーと協働し、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みの一環でもあり、地域の課題を解決することは、世界の持続的な未来にもつながっているということを高校生にも感じてもらえればと願っています。