AIが切り拓く未来を展示!「Rakuten AI Optimism」イベントレポート

楽天グループ最大級の体験イベント「Rakuten Optimism(楽天オプティミズム)」が、6回目を迎える今年、「Rakuten AI Optimism」へと大幅にリニューアル。ビジネスに焦点をあてたAIイベントへ進化し、2025年7月30日(水)〜8月1日(金)の3日間にわたり、パシフィコ横浜で開催しました。

本イベントは「ビジネスカンファレンス」と「エキシビジョン」の二本柱で構成。「ビジネスカンファレンス」では、三木谷浩史をはじめとする楽天グループのビジネスリーダーのほか、世界中から第一線で活躍する各界のトップランナーや有識者らスピーカーを招き、講演とパネルディスカッションを実施しました。また「エキシビジョン」では、AIがもたらす未来の体験や最先端技術など多彩なソリューションに出会える様々なブースを展示。会場には累計約2万3千人(累計来場者数)を超えるお客様にお越しいただき(オンラインを含めると3万3千人を超える方々が「Rakuten AI Optimism」を体験)、大盛況を博しました。

(ビジネスカンファレンスにおける三木谷浩史の基調講演はこちらをご覧ください)

さて、ここからは、私たち取材班が展示エリア「エキシビジョン」へ潜入した様子をレポートします。

AIの可能性を「エキシビジョン」のブースで体験

色とりどりに煌めくエントランスのサイネージゲートは、AIが切り拓く未来と、人と人とのつながりを表現したもの。その近未来感に、期待感が一層高まります。

会場でまず私たちを迎えてくれたのは、「Future Town」を体験できるコーナー。ここでは、積み木を使って自分の理想の家を形作り、アバターを設定します。すると……、目の前の巨大スクリーンに広がる未来の街に、その家ともう一人の自分が出現!AIがもたらすユニークな体験が、ここから始まりました。

数ある展示の中でも注目を集めていたのが、「Rakuten AIブース」。「Discover Rakuten AI」をテーマに、日々の暮らしを豊かにするAIから、ビジネスを加速させるAIの可能性まで、「Rakuten AI」が紹介されています。

日々の生活をサポートしてくれる、そんな未来のAIエージェントを実際に体験できるとのことで、「Life with AI」にチャレンジ。なんと、AIのスタイリストがファッションのアドバイスをしてくれます。ブースで写真を撮影すると、AIのスタイリストが登場し、「黄色のシャツがとてもステキですね!それにはこんな上着がおすすめですよ」と、コーディネートを提案してくれます。さらに「楽天市場」の商品からおすすめアイテムをピックアップしてくれました。気になるアイテムが見つかれば、そこから購入も可能です。オンラインでの買い物で悩みがちなお洋服の組み合わせをAIが助けてくれると、「楽天市場」でのお買い物もより便利で快適になりそうです。

続いて、未来の業務サポートAIを体験できるブース「Biz with AI」。例えば「提案書を作成したい」と、どんな業務サポートをして欲しいかなどの情報を伝えると、AIが目的に合った提案書の構成案や、具体的な文章の骨子を作り上げ、それをビジネスに活かせるというもの。「もっとこんな要素を盛り込んで」「ここを具体的に」などリクエストもでき、AIの柔軟な対応に驚きました!スピード感も圧倒的で、クオリティはもはや人間以上!?これさえあれば、日々の業務の圧倒的な効率化につながるはず。来場者の皆さんが、興味深げにAIに話しかけている姿が印象的でした。

AIの活躍でスポーツがもっと楽しく

展示の中でもスポーツ関連の体験ブースは特に人気。「Athletic Lab by Rakuten」は、終日多くの来場者で賑わい、行列ができていました。

「FORM ANALYZER」は、AIが野球やサッカーのフォームを分析し、似ているプロ選手を診断してくれるブースです。野球とサッカーの2種類から選択でき、まずは野球をチョイス。バッターボックスに立ち、映像に流れてくるボールを打つと、カキーン!と気持ちの良いヒット音が響き渡ります。すかさずスタッフから「ホームラン!」とかけ声が。打席を降りると、フォームの分析に加え、実際のプロ野球選手の中から似ている選手をAIが提示してくれました。取材班は、「楽天イーグルス」浅村栄斗選手と65%マッチ、との結果に。

ブース内のもう一つの展示は「SMART VISION」。野球とサッカーの2種類から、今度はサッカーをチョイス。映像に登場する選手の詳細情報にはじまり、戦況に応じたチームの勝率予想を確認することができ、サッカー初心者から上級者まで楽しめる仕組み。さらに画面に映る公式グッズの詳細を閲覧することもでき、スポーツ観戦の可能性がぐっと広がります。

ブースでの体験内容はパーソナライズされた新聞「syncSPORTS by Rakuten 特別号」としてその場で印刷され、イベントのお土産に。とても良い記念になりました!

AIコンシェルジュが理想の旅を作り上げる

「楽天トラベルブース」では、お客様の宿泊施設探しをサポートする「ホテルAIコンシェルジュ」のデモを展示。取材班も、おすすめのホテルを聞いてみることに。まずは画面にAIコンシェルジュがあらわれ、「旅先はどちらにしますか?」と質問が。問いかけに従い、場所、予算、日数と、リクエストを追加していくと、条件に合う宿をAIコンシェルジュが次々にピックアップしてくれます。さらに「温泉」「海が見える」「朝晩食事付き」など細かなオーダーもでき、宿の絞り込みも楽々。これまでのように、検索して、条件を設定して、絞り込み、ブックマークして、見比べて……、といった手間が、AIの活用によってよりスムーズに!会話のやりとりで、誰でも手軽にコミュニケーションができるのも大きな魅力です。お隣では小学生のお子さんがご家族と一緒にデモを試し、「ここのホテル良さそう!」と歓声を上げる姿が見受けられました。

また同ブース内では、「宿泊施設向け業務サポートAI」のデモ動画も展示。こちらは宿泊プランや口コミに対する返信案を自動生成するAIで、宿泊施設様の日々の業務やお客様対応をサポートする力強い味方として活躍しそうです。

見所たっぷり! 楽天グループの多彩なブースが一堂に

続いて「楽天モバイルブース」に足を運ぶと、「お買いものパンダガチャ」に長蛇の列が。残念ながら抽選に外れてしまった人も、巨大な「お買いものパンダ」と記念写真をパチリと撮ってうれしそうでした。

さらにブース内では、「Rakuten最強プラン」のお申し込みからSIMの受け取りまでの契約体験が可能な自動SIM販売機「最強くん」のデモ機も。免許証などの身分証があればいつでもどこでも短時間でお申し込みでき、そのままSIMを受け取れるという仕組みで、その手軽さに驚くばかりです。こちらは秋頃から、一部店舗に登場を予定しています。

さらに、「楽天モバイル」の法人のお客様向けサービスを紹介するエリアでは、AI搭載の次世代型業務用清掃ロボット「Phantas IRIS EDITION」が実演中で、来場者の間をスムーズに通り抜けていく様子が見られました。小ぶりで愛らしいその姿に、「かわいい!」と女性がカメラに収める一幕も。

会場にはまだまだ多彩なブースが軒を連ねます。

「楽天Koboブース」では、「楽天Kobo」の電子書籍リーダーを各種展示。手に持つと想像以上に軽く、防水規格で水に濡れてもOKという点も安心です。カラーでの表示や暗闇での読書にも対応していると聞き、電子書籍リーダーの進化に感心しきり。実際に端末を操作できるライブラリコーナーも用意され、束の間の読書体験を味わいました。

今年は、楽天グループが展開するビジネスの最前線を紹介する、法人のお客様を対象としたブースが数多く設置されていました。例えば、通信事業者や企業の方向けには、先進的なテレコム技術を活用したソリューションを紹介する楽天シンフォニーのブース、企画提案から実行までをトータルでサポートする事業を展開する楽天トータルソリューションズのブース、さらにカメラで撮影した映像を基にAIを活用して万引き抑止・販売促進といった小売業界の悩みを解決する「楽天安心サイネージ」など、様々なサービスやソリューションが展示しており、多くの企業関係者から高い関心を集めていました。

楽天グループによるAIの最新技術と、その可能性を伝える「エキシビジョン」。充実の展示内容で、AIの実用性や将来性を体感できる貴重な機会となりました。

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